やってしまいました。
先日、竿をメンテを行おうと竿先を伸ばしました。
作業中のBGMを流そうかとPCのキーボードに手を伸ばしました。
その時…
パキンッ
パラパラパラパラ・・・
弾かれる感触と共に、何かが細かいものが飛び散る音が聞こえました。
・・・
そうです。
やってしまったのです。
PC側を向いた際に椅子の背もたれに竿先を引っ掛けてしまったようです。
飛び散ったパーツを探し、なんとか見つかったのはこれだけ。
竿先3cmの所で折れてしまっています。
そして、3番目のガイドがどうしても見つかりません。
とりあえず、釣具屋さんに持込んで相談してみましょう。
GW直後の修理依頼
折ってしまった竿を釣具屋さんに持込みました。時期はGW直後。この時期は、持ち込まれる竿修理の依頼が多く頼んでも修理完了が何時になるかわからないとの事でした。
GW直後に修理依頼が増えるのは納得ですね。
依頼をする場合には、期間に余裕を持った方が良さそうです。
次の週末にも修行(釣行)の予定が入っています。
それまでには竿を直す必要がありますので、今回は自分で直してみましょう!
トップガイドの取外し
折れたトップガイドは、ライターの火で1~2秒程炙れば綺麗に外すことが出来ます。
火で炙った直後は外れなくても、少し待つと外れる場合があります。
外側を炙った際の熱がガイドの金属部を伝導して中に伝わる為、このような時間差が生れる様です。
トップガイドを外す際には、慌てずに少しずつ炙りながら外しましょう。
作業の際にはピンセットやラジオペンチを使って火傷しないように注意しましょうね。
トップガイドの交換
波濤1.75のパーツリストを見ると#1のブランクスは6,900円します。
ガイドは、トップが550円、2番~5番が800円。
竿先たった3cmで6,900円・・・。
・・・
今回は、ガイド交換だけでなんとか出来ないか検討してみましょう。
波濤1.75のパーツリストと、富士ガイドのカタログを見比べます。
パーツリストを確認すると、元々の状態の竿先には径が0.8mmにトップガイド「 PLGST4.5-0.9」が使用されています。。
では、富士ガイドのカタログを見てみましょう。
LGのページに「 PLGST4.5-0.9」がありました!
波濤1.75は先端が少し折れてしまい、先端径が少し太くなってしまっています。
紙ヤスリなどで、細くしてあげれば元々ついているガイドが装着できそうです。
でも、折れて短くなった所を細く削ると強度が落ちてしまうかもしれません。
出来ればこれ以上竿に傷を付けたくありません。
このまま装着できるガイドがないか富士ガイドのカタログを見てみましょう。
カタログ上「PLGST」ガイドは、0.1mm毎に用意されているようです。
2番目のガイドが「T-IMSG4.25-1.1」で、パイプ径が1.1mmです。
0.9mmと1.1mmの間にくるサイズなので、1.0mmが丁度良さそうです。
一つ太い「 PLGST4.5-1.0」を用意することにしましょう。
ガイドの注文
3番目のガイドと一緒に釣具屋さんで注文できるかと思ったら、波濤で利用していないパーツな為、取り寄せは出来ないとの事なので、釣具屋さんでガイドを取り寄せる際には注意しましょう。
今回は、無くなった3番目のガイドだけ注文しました。
トップガイドは別途ネット注文で手配しました。
■大郷屋
http://www.ozatoya.co.jp/index.php?cs=ec&ac=sy&cn=4512101981677
トップガイドの取付け
数日経って、釣具屋さんで注文した3番ガイド、ネット注文したトップガイドが届きました。
トップガイドを合わせてみます。
ちょっと太く余裕がありますね。元のガイドを付けようとしてもはやり竿先が太く刺さりません。
竿先を細くするのではなく、新たに手配した「 PLGST4.5-1.0」を装着します。
トップガイドの固定には、以前竿先修理キットを購入した時に入っていたホットボンドを使います。100均で手に入るグルーガン用のホットボンドと同じものだと思われますので、そちらを利用しても良いかもしれません。
ホットボンドが冷えれば固定完了です。取り外したい場合も軽く炙れば取り外すことが出来ますね。
これで、波濤1.75が復活しました。
実際に使用してみましたが、36cmの尾長メジナの突込みでも問題ありません。
特に違和感も無く良い調子です。
終わりに
今回はちょっとお手軽ではありませんでしたが、竿を必要以上に傷つけずに修理する方法を紹介してみました。
今後、何度が竿先を折ってしまった場合には、#1のブランクを購入したいと思います。
その際には、今回使用しなくなったトップガイドを復活させたいと思いますので無くさないように保管しておきましょう。