前回の『釜の口』釣行では荷物の重さと急な斜面により体力面に問題を感じました。
そこで今回は、前回問題と感じた所の改善していきたいと思います。
改善① 背負子の軽量化
元々使っていた背負子はキャリアカートに肩紐代わりの荷締めベルトを通したものでした。
重さはだいたい2.7kg。
これを身体へのフィット感も含めて軽い背負子に変更したいと思います。
ネットで調べてみると1.0kg未満のモノもあるみたいですね。
今回は急な斜面や崖の登り降りがありますので、軽さにこだわりましょう。
これがなかなか良さそうですね。
これはプロマリンのアルミ製で発送重量が約0.9kgと1.0kgを下回っていて、値段も手ごろです。
サイズはMとLがあって、違いはサイズ、対荷重量と重さです。
Lは、対荷重量が25.0kgで背負子の重さが約1.2kg。
Mは、対荷重量が20.0kgで背負子の重さが約0.9kg。
今回は軽さにこだわっていますので、Mを選択しました。
改善② 荷物の選別
コマセ、道具、クーラーボックスの全て持っていくと重量的には20.0kgを越えてしまいます。そもそもそんな重量で『釜の口』に挑むのは危険すぎます。
『釜の口』の様に厳しい道程の釣り場用の為に、より軽量な装備を検討したいと思います。
コマセは減らせませんよね。
オキアミ1.5袋…4.5kg
配合餌2袋…3.5kg
標準装備としてこの位でしょうか
道具は極力減らします。
フカセ用の針、錘、ウキ、ハリスなんかは状況に応じて色々と試行錯誤するため、減らせません。
竿は、予備を含めてフカセ用を2本。リールも2個。柄杓も2本。
水汲みバケツ、スカリ、柄杓立て、餌箱、竿置き、等々。
必要なもののみに絞り込みます。
クーラーボックスは諦めます。
代わりにスカリを使用します。
帰り際に絞めて、空になったバッカンに入れて持ち帰ります。
なるべく早く氷を買ってバッカンの中で冷やて持ち帰ります。
この時期であれば、これで2、3時間は十分に持ちます。
夏場は、さすがにもたないかもしれませんね…。
その時には車にクーラーボックスを置くことにしましょう。
改善③ ロッドケース
『釜の口』では、ロープ場が続きます。
この時両手が使えないと、ロッドケースを右手から左手、左手から右手と、しっかりロープを握れていないタイミングが生じてしまいます。
ロープ場ならまだしも崖の部分では、持ち替える事自体が困難な場合があります。
普段は竿へのダメージ軽減のために、少し余裕のあるセミハードのリールインタイプのロッドケースを使用しています。
ここにリールを付けた竿やタモ、柄杓を入れています。
しかし、これだとどうしても片手がふさがってしまいます。
肩紐もありますが背負子を背負った状態ですので、肩紐はいまいち使えません。
そこで思い切ってロッドケースを竿のみ入るソフトケースに変えて背負子の横に括り付けることにしました。
ロッドケースには竿2本と柄杓2本がなんとか収まります。
タモの柄は、ロッドケースと逆側に括りつけます。
リールは、タックルケースの中に入れて持っていきます。
これで、両手が空きます。
改善④ タックルケース
タックルケースは、普段から2パターン使用していました。
パターン1:コマセ用バッカンをフィッシュバッカンに入れて空いているスペースにフカセ道具を格納。
パターン2:タックルバッカンを使用して、コマセ用バッカンを重ねて運ぶ。
フィッシュバッカンもタックルバッカンも2.7~3.0kg位あります。
なにか良いものは無いかと部屋の物色と試行錯誤をしたところ、良いものが見つかりました。
磯釣りを始めた頃に使っていた、コマセ用バッカンです。
結構使用したので金属部分は錆び錆びですが、チャックは問題なく使えるようです。
重さも0.7kg程度です。
今回はこれをタックルバッカンとして使いましょう!
これで、軽量化はバッチリです。
コマセ用バッカンに、オキアミ、配合餌、水汲みバケツ、柄杓ホルダー、餌箱、スカリを入れ、タックルバッカンにはフカセ仕掛け用の各種道具とリールやその他必要になる道具を入れます。
そして、重ねて背負子に縛り付けます。
こんな感じになりました。
それでは、車に積み込んで真鶴を目指しましょう!