日々、磯釣り修行

最近フカセ釣りにはまった初心者のken2が三浦半島の先端付近や伊豆の東側で行っている修行(釣行)や準備の様子について記したブログです。

【明日の為の道具整備】キャリーカートを背負子化!

【明日の為の道具整備】背負子編です。

 

皆さんは道具を釣り座に運ぶ時にどうしていますか?

  • 両手に持っていますか?
  • 肩に掛けていますか?
  • キャリーカートに乗せていますか?
  • 背負子に乗せて担いでいますか?

 

千差万別、十人十色ですよね。

釣り方、行く場所でも変わってきますよね。

 今日は、私が磯に行く時に使っている背負子もどき(?)についての話です。

 

私の背負子はこれです。

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実は家に余っていたキャリーカートを背負子として改造したものです。

  

そもそもは、磯釣りを始めた私は肩に荷物を掛けえっちら、おっちら釣り座まで移動していました。

磯場は岩場であり、その岩場を乗り越えたり、岩場の間を飛び越えたり、時には狭い足場を進んで行ったりと、出来れば手を使いたいシーンが多々あります。

 

磯場にいる他の釣り師を見てみると、荷物を背中に背負っているではありませんか。

背負子なんて富士山の人力さんしか使うことは無いんじゃないかと思っていましたが、意外にも身近で利用されているようです。

少し、ネットで検索してみましょう。

 

色々出てきました。

イメージ通りのこんなのや…


プロマリン(PRO MARINE) アルミ背負子 M LEH404-M

エバニュー(EVERNEW) ゴールドボーン EBB004

何とタイヤ付きのこんなの… 


背負子 アルミキャリーカート BB-903 (Mサイズ) バックパック

[エクセル] ステップクライマー BB-906

 

 一部を載せてみましたが、まだまだ色々と出てきます。

タイヤ付きなんてものまであるんですね。

 

このタイヤ付き、まるで磯釣りの為に生まれて来たかの様じゃありませんか!

山登りで使う場合にはあまり出番はないかもしれませんが、地磯釣りであれば車は駐車スペースに停め舗装された道を通り磯場まで向かうと思います。

いきなり思い荷物を背負わなくても、平らなところが続いている間はコロコロと引いて行き、磯場の始まる所から背負って行けば体力も無駄に使わずに済みますよね。

 

特に帰りは体力もほとんど使い果たした状態で重い荷物を担いで帰ってきます。

「少しでも早く荷物を降ろしたい」と、誰しもが思うことだと思います。その思いに答えてくれるのは、タイヤ付きの背負子です。

 

磯場を抜け、平らな所に出たらそこで荷物を降ろす。

後は車までコロコロと引いて行く。

素晴らしい! 

私の中では購入するならタイヤ付きで決まりです。

 

しかし、このタイヤ付きの背負子。よく見るとあれにそっくりですよね。

そうです。ホームセンターによくあるキャリーカートです。

我が家にもほとんど使わなくなったキャリーカートが眠っていました。

今はこれを改造して、背負子として使っているんです。

 

今回は、キャリーカート背負子のメンテナンスを行いますので、改造内容をメンテナンスの様子と一緒に紹介したいと思います。

 

背負子のメンテナンス 

背負子→キャリアカート

①チェストストラップと腰ベルトの取外し

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②肩紐の取外し

肩紐がズレて片側に寄ったりすると怖いので、タイラップである程度位置が動かないようにしています。

そのタイラップを切断します。

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肩紐は、100均一で購入したトラベルスーツケースベルトを使用しています。

一度、荷物の重さでバックルが外れたこともありますので、バックル自体もタイラップで留めてしまっています。

この補強は安全面の向上させる為にも、非常に重要です。

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(あれ、タイラップが1つ千切れています…)

このタイラップも切断します。

 

③背中のパラロープ取外し 

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背中の部分がそのままだと痛いだろうと余っていたパラロープを巻き付けました。

ただ巻いているのではなく、通気性やクッション性も持たせようと、8の字が一段飛ばして交差するように巻いています。

このロープを取り外します。

 

④キャリアカート化完成

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錆が浮いている部分や可動部分には油を挿しておきす。

タイラップも新しいものを用意します。

背負子化に必要な部材を並べてみました。

 

背負子化の問題点

そうそう背負子として使っているのですが、一つ問題があるんです。 

この背負子を使う時には、まずクーラーボックスを置きます。

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この写真のように、クーラーボックスに4つある足の部分がかろうじてキャリアの荷物置きの角に乗っている状態になっています。

しかしこの状態で使用すると大抵、背負って移動している最中にずれて足の部分が落ちてしまいます。

すると荷物を留めているバンドが若干緩むことになるので、いつか荷物がズリ落ちるのではないかと心配していました。

 

今回は、この辺りを工夫してみます。 

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クーラーの下に余っていた2cm程度の厚さのMDF板を挟みます。

 

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そうすると四つの足の一部でなく、クーラーボックスのボディ下の面で重さを受けることができます。これなら対象動いても足が落ちるなどの事がなく、荷物止めのバンドも緩むことはなさそうですね。

 

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(下の子が気になって様子を見に来ました)

 100均一の荷物止めのバンドで仮止めです。いずれはちゃんと固定したいと思います。

 

キャリアカート→背負子

問題点も解決できそうなので、背負子化させて行きましょう。

①背中の部分にロープを巻く

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パラロープを太めのナイロンロープに変更します。

パラロープでも良いのですが、部屋の掃除をしていたら余ってるナイロンロープが出てきましたので、交換することにしました。

 

f:id:ken2life:20181014194509j:plainこんな感じで1段飛ばして8の字を積み重ねていきます。

 

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 巻き終わりました。

テンションを掛けて巻いたので、なかなか綺麗に巻けましたね。

 

②肩紐の装着

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 タイラップで環を作り、肩紐が必要以上にズレないようにタイラップの輪の中を通します。タイラップの環をキャリーカートに固定します。

 

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バックル部分もタイラップを通し固定しましょう。☆これ大切です。

 

③腰用ベルトの装着

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カラビナをキャリーカートに取付、腰ベルトを通します。

左右の両方通しましょう。

この対応を行う事で、荷重を腰でも受けること出来るという事と背負子が大きく動くことを防止し、背負いやすくなります。

 

④チェストストラップの装着

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 肩紐につけた黒いバックルです。

これがあると胸の側でも荷重を受けることができますので、荷重を分散することが出来ます。

 

⑤背負子化完成

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完成です。

これでキャリーカートを背負子化出来ました!

 

まとめ

そんなに高い物でもないので、背負子は正規のものを購入することをお勧めしますが、

ご自宅にキャリーカートが余っていて、背負子が欲しいという方は試してみてはいかがでしょうか?