前回はこちら。
東の空から光が射し、辺りはだんだんと明るくなってきました。
そろそろ、コマセも投入していきましょう。
まだ寝ぼけ眼の餌取り君たちの活性も上がってくることでしょう。
釣り座は、左側の大サラシの影響を受けやすいので、手前を攻めるよりも少し沖を攻めてみたいと思います。
少し遠投ぎみに投入します。
コマセも頑張ってウキ付近に投入します。
…
…
するとウキがゆっくり沈みます。
聞き合わせをするとウキが浮いてきました。
潮目に捕まりウキが沈み混込んだみたいですね。
…
またウキ沈み始めます。
…
…
…
バチバチバチッ
来ました!
スプールに触れている指をラインが弾きます。
慌ててベールを戻し、体制を整えて望みます。
グーンと竿先を引かれます。
竿に乗る重さの感じからなかなかの大物と思われます。
足元には根があるのは知っていたのですが、どうも潜られてしまったみたいです。
しかし、それほど奥には入り込んではなさそうです。
根掛かりのようでも、時々魚震を感じます。
少し強引にやり取りをして引きずり出します。
なんとか引きずり出しました!
そのままの勢いで、海面まで浮かせてしまいましょう!
浮いてきた魚体はなかなかのサイズです。
タモ入れです。
今日はこんなこともあろうかとあらかじめ取りやすい位置にタモを用意しました。
何度かかわされながらも、ようやくネットIN。
あげてみると…
なんと!
40Upの口太メジナ、自己新記録です。
やりました!
この写真で大きさが伝わると良いのですが…
とりあえずスカリに入ってもらって釣りを続けましょう。
皆さんスカリってご存じですか?
口をスボメられる網状の袋です。
これに魚を入れ海に漂わせておくと、バケツと違い海水は常に新鮮(?)な状態なので魚が弱りにくいという代物です。
口はタモのフレームのようにロープが通されていて、中通しの丸い玉でロープがまとめられています。この玉を上下することでロープが口を絞ったり緩めたりします。
ロープの先はその辺の出っ張りに結んでおいて、スカリを海面に落としましょう。
前回、潮のうねりによってスカリが岩肌に引っ掛かりひっくり返えってしまい、その拍子に中に確保した魚が逃げてしまいました。
今回はそうならないように、潮が投げれ込むタイドプールに入れておきましょう。
帰ってからのお刺身が楽しみですね♪
先程アタリのあった場所を攻めます。
餌は残ったり取られたり。
手前にコマセを投入します。
ポイントには無しで仕掛けを入れます。
…
…
…
バチバチッ
っと、来ました!
先程とほぼ同じです。
やはり、根に潜られてしまいました。
根掛かりのようで時々魚震を感じるのも同じです。
強引に行ってみましょう!
プチッ
で、ですよね…
そうなるんじゃないかと思っていましたよ…
サボって、ハリスを張り替え無かったのが敗因でしょうね。
反省します…
大きな魚がいるのであれば、強めのタックルを出しましょうか!
ハリスを結び直すのではなく、別のタックルを用意します。
竿は1.75号の530cm。
道糸に3号を巻いています。
辺りはもう十分明るくなっています。
ウキはいつものG2号にしましょう。
サルカンを挟んでハリスは2.5号2ヒロです。
潮受け+G7+G7+G5の均等配置。針は丸セイゴの15号を使いましょう!
完全強気のタックルを用意しました。
が、その後はアタリを取る事ができず、結局もとのタックルで仕掛けを組み直しました。
さてと、スカリの様子でも確認しておきましょうか。
なんと言ってもメモリアルメジナですもんね。
…あれ?
スカリがひっくり返ってないかい??
タイドプールからも流されちゃってるし…
急いで、上げてみましょう…
…
…
…
に、逃げられてるー
やってしまいました。安全だと思っていたタイドプールは結構潮の満ち引きに影響を受けるところでした。
潮に引かれタイドプールから出てしまったときに恐らくスカリが反転してしまいあとは、ロープが緩んだ際に玉も緩み、口が開いてしまったのではないかと思います…
(|| ゜Д゜)
お土産は無くなってしまいましたが、
釣って写真に納めたので良しとしましょう( TДT)
モチベーションが下がったのが原因かはわかりませんが、その後は夕方まで粘って…
・フグ5cm×2匹
・メジナ5cmもないお子様がスレ掛り
・手のひらサイズのメジナ
のみでした。
確かにショックは大きかったですが、周りもそんなには釣れていないようでした。
夕陽が城ヶ島に沈みそうです。
コマセも使いきりましたので、そろそろ撤収しましょう。
道具を片付けて、帰路につきます。
軽くなったはずの背負子の肩紐が食い込むのを感じます。
港に着いた頃には、辺りはすっかり暗くなっていました。
それでは、荷物を車に積んで帰りましょう。
みなさま、お疲れ様でした。